アクティブシニア・シルバーのためのウェブユーザビリティ研究・提案やグループインタビュー、モニター調査等を実施しています。

アクティブシニア・シルバー層のビジネスといえばユーザビリティ研究所

コラム

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■高齢化社会のインターネット

2007年、団塊の世代が定年を迎え、日本の1/4は60歳以上となる。
そんな中、さまざまなサービスは高齢者を無視して運営できなくなる。
ウェブもまた然り。

しかし、すべての中高年(高齢者ではない)がインターネットを思うように操れるか、ストレスなく利用できるかといえば、利用できるウェブサイトは全体の1割にも見たない。

中高年・高齢者向けのウェブユーザビリティというと、障害者や要介護者とまとめられがちだが、実際問題まとめることはナンセンスである。

当社ではシニア・シルバー層に特化したウェブユーザビリティを研究しているが、通常のウェブサイトを大きく変える必要はない。また、無理に文字を大きくする必要もない。

高齢者のために新しくウェブサイトを作りかえる必要もない。ただ、ちょっと使いやすく気を使うだけだ。

若い人は不満足ではあっても、色々ウェブサイトを探索する勇気を持っているが、これが中高年・高齢者となるにしたがってウェブサイトでの冒険をできなくなる。

つまり、若い時代には一人で旅行にいけた人が、中高年になるにしたがってツアー旅行を好む図式と一緒である。

たとえば非常に簡単な話、ウェブサイトで利用されている言葉を少し変更するということが挙げられる。
そんなこともウェブユーザビリティを向上させる第一歩だ。

当社ではウェブサイトが中高年でも利用できるかどうかのチェックなども行っている。
是非、中高年市場を狙っている人は利用していただきたい。

6月 20, 2005 2.シニアのためのウェブユーザビリティ | | トラックバック

■インターネット初心者の行動8~別ウィンドウが苦手!~

■別ウィンドウは何が別なの?

初心者のインターネット上の行動で興味深いのが別ウィンドウの取り扱い方。
まず、新しいウィンドウが開いたという概念がないので、「あれ?なんか重くなった?」
開いた別ウィンドウの裏(つまり、元のページ)を見ようとして思わずクリックし、「あ、なくなっちゃった!」という方が非常に多い。

某サイトでは注文時に商品の詳細と称して別ウィンドウが開きます。
別ウィンドウが開くと大変。

「あ、これさっき注文しようと思っていたのよね」ともう一度注文過程にはいる。そして、そのまま堂堂巡りを繰り返す。

別ウィンドウが開いたのまではいいが、元に戻れない人もいる。
「画面が小さいから大きくしたくて最大化ボタンを押したら、戻るボタンが消えちゃった(薄くなってしまった)」

その瞬間「良く解らない!」でとりあえず出ている×(閉じる)ボタンを狂ったように押しつづけ・・・・。そして、そのウェブサイトとはおさらばしてしまう。

とにかく、別ウィンドウは説明があったとしても(別ウィンドウで表示されます)辞めた方がいい。ウィンドウ、という言葉にまず馴染みがないのだから。

■トップページの別ウィンドウ

トップページを読み込むと出てくる小さなウィンドウ。その時のニュースや、お得情報が流れる。

その小さなウィンドウも実はとても厄介なのです。

多くのシニア層は突如現れた別ウィンドウが気になってしまい、次に進めない。

とりあえず「目の前の敵から倒す!」というイメージである。そのウィンドウの意味を克服しないと次に進まない。

さらに、そのウィンドウには、ぐっとくるような情報が入っている。
その情報を見た瞬間、何をしにきたか忘れてしまい、結局目的から外れて迷路に迷い込む事も。

良かれと導入した別ウィンドウも初心者ユーザーには迷子になるための落とし穴が一個増えたのと同じことになる。

使える人にはなかなか理解出来ない使えない人の気持ち。
しかし、現実にはデザイナーさん・システム屋さんが思っている以上に「初心者が多い」のが現実である。

楽しいウィンドウショッピングに別ウィンドウは不要。
自分とは境遇が違う人の気持ちに立って、ウェブサイト作りを進めることも大切なのだ。

6月 7, 2005 1.インターネット初心者の行動 | | トラックバック