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コラム

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■サイト内検索とシニア層

前提:検索サイトと、サイト内検索の違いが解らない。

各社ウェブサイトのサイト内検索をつけるようになってきました。
インターネットのよさ、というのはリンクで他の会社、他のサイト、他のサービス、すべてのものと「リンク可能」であるということ。

つまり、某社のCMではありませんが、「ボーダレス」なのです。

利用者にとっては、Yahoo!と、その先にある会社は「杉並区」と「中野区」位の違いにしかなりません。クリック1つで行ける、お隣なのです。(解らない方のために、杉並区と中野区は隣の区です。)

実は、Yahoo!が「検索エンジンである」という認識も薄くなっています。
「Yahoo!を使えば、色々な場所へ行ける。でも、他の会社からも行ける」と思ってしまう。
「サイト」という単位がないのです。あるサイトからあるサイトへ、ではなく、クリックによって延々と繋がっていくだけ。
先ほどまでYahoo!にいたのに、あっという間にお隣さんに移っている。
だから、「サイト内検索」といわれても解らないのです。

企業のウェブサイトの中にはる、サイト内検索のテキストボックス。それはYahoo!のテキストボックスと、何ら区別されません。「ここに言葉を入れれば、自分の欲しい答えに近いページが表示されるに違いない」と思ってしまいます。

しかし、サイト内検索がまだ試行段階にあるためか、検索結果が見づらい会社の多いこと。どこの会社というふうには敢えて言いませんが……。

サイト内検索で失敗し、そのウェブサイトを閉じてしまったシニア層の方をたくさんを見ています。
「機能しない」サイト内検索ならやめたほうがいい。
「サイト内検索」という言葉も、できる限りやめたほうがいい。
もし、あなたのサイトが、シニア層にも使って欲しいと思うならば、です。

10月 27, 2005 2.シニアのためのウェブユーザビリティ | | トラックバック

■そのままの自分をうけいれてくれるウェブサイト

シニア層、PC初心者は行き当たりばったりでネット上、そしてサイト内を徘徊する。
興味をひかれればクリックし、嫌悪感・恐怖感・不信感を感じたならば徹底的に避けていく。面倒くささを感じたときも、そのサイトをさっさと立ち去り違うサイトに飛んでいく。
結局、「サイトに合わせて自分が変わる」よりも「そのままの自分を受け入れてくれるサイトを利用する」ということになる。それも当然かもしれない。

PCに慣れている人ならちょっと操作ミスしても、エラーが出ても、ちょっと考えれば原因が思い当たるし、考えてわからなければちょっと調べれば解決できるものだ。しかしシニア層やPC初心者は「ちょっと」では済まない。

考えてもわからないのはもちろん、調べ方もわからないし、人に聞いても根本を知らないから納得できない。そして不快感だけが残る。「そんなこと知らなかった。『そういうものなんです』っていきなり言われても・・・。」突如出現した「常識」。思い通りにならないイライラを抱えながら、自分を否定され、拒否されたような疎外感を感じながら、努力して勉強して、サイトの難易度に自分が追いつき、やっとそのサイトを使いこなす。そんな面倒くさいことをしてまで一つのサイトに執着するほど、そのサイトに情報はあるのだろうか?

ネット上には同じテーマを扱った他のサイトがゴマンとあるのだ。今のままの自分で自然に使えるサイトに向かい、そこで楽しむ。受け入れられる心地よさと安心を感じながら。
「今までネットなしの生活だったわけだし、別に使えないなら使えないで生きていける。他にも楽しいことはあるし。」そう思われたら最後、そう思ったシニアはネットには二度と寄り付かなくなり、ネット上で消費することもなくなるし、ネットで情報を得たのをきっかけに現実での消費に繋がることもなくなるだろう。

ここで「こっちもわざわざサイトをシニア向けに作り変えて、いるかわからないシニア層をターゲットにするより、ネットに慣れていて抵抗感もない世代だけを狙う方がやりやすいし、確実だし・・・。」なんて考えてしまうのは本当にもったいないことだ。
一から作り直さずとも、ほんの少し使いやすく、わかりやすく改善するだけでシニア層の心を捉える環境が整う。ターゲット設定は、そのままでいいのだ。非・シニア層向けのつもりで扱っている商品の方がかえって受けが良かったりする。当の本人たちは自分がシニア層に含まれているとは思っていないのだから。商品に興味を持ってくれている人がいるのに、サイトが使いにくがゆえに、黙って立ち去られている。それだけのこと。

そのことに気づければ幸い。商材やコンセプトトはそのままに、お客様が増える。
スムーズに、なんのストレス、障害もなく使えるサイトの流れ、道筋を作る。それだけでシニア層に逃げられないサイトが出来上がる。

10月 7, 2005 2.シニアのためのウェブユーザビリティ | | トラックバック