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アクティブシニア・シルバー層のビジネスといえばユーザビリティ研究所

コラム

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■インターネット初心者の10の行動

その1~知らないことが出ると閉じる!~

インターネットに本当に初めて触れた人からはよく「インターネットを終わらせるにはどうしたらいいの?」と聞かれます。
ブラウザの「閉じる」ボタンを覚えた初心者さんは、「とにかく閉じれば大丈夫」と認識してしまいます。「このページに書いてあることは難しい」「自分には 関係ない」と思うと、とりあえず閉じてしまいます。お気に入りに入れたり、履歴を使うなどブラウザの機能を使えるようになるのはまだ先の話ですので、簡単 には見ていたサイトに戻ることは出来ません。


その2~全角・半角の区別がつかない~

初心者の人がメールアドレスやURLを全角で入れてしまっているという状況にたまに遭遇します。
まず超初心者の場合は半角と全角の存在を知りません。大文字と小文字のことを言っているのかと勘違いしたり、意味が分かっても、aとaの違いなんてわからないと嘆いていることが多いです。
メールアドレス・URLは半角で入れなければならないのはウェブの常識になってしまっていますが、せめて、住所の番地は全角に対応していてください。出来ることならメールアドレスも。


その3~私が思ったところでクリックがしたい~

まったくリンクのない場所でマウスを連打してしまう初心者さんがいます。
ウェブ操作になれた人でも「おっと、ここリンクないや」と思うことがありますよね。「リンクがないから押せない」のが解るのはなれている人。初心者は「なんで押せないの? どうやったら押せるの?」と悩んでしまいます。悩みながら、諦めてそのページから去っていきます。
画像やアイコン、文字など、誰もが「押したくなる場所」は決まっています。そこにきちんとリンクがあること、リンクがない場所は押せるように見せないことは、ストレスのないウェブサイト閲覧に重要な要素です。どこが「押したくなる場所」なのかは別項で。


その4~空間能力がない~

「さっき見たボタンが見当たらない」と探している人に、「もうちょっと前の方にありましたね」と助け舟を出すと「前って?」と聞きなおされます。「上のほうです」と言い直すと、これまた「上って?」と返されます。
ウェブページによって、さまざまな種類の戻る為のリンクが設置されているケースがあります。「ホームへ戻る」「トップへ戻る」「このページの上部へ」などがそれにあたります。ウェブに慣れた人には必需品のリンクですが、初心者は使いこなすことができません。


その5~マウスが苦手~

初めてマウスを握ったときのことを覚えているでしょうか。思うように動かせず、マウスパッドからはみ出してしまったり、キーボードにぶつかってそれ以上進 めなくなってしまったり。慣れてしまえばなんてことないマウス操作も、慣れるまでは肩がこる作業です。もちろん初めてマウスを握った年齢が高ければ高いほ ど、慣れるまでの時間はかかります。
初心者にとってJavaScriptやフラッシュの「飛び出すメニュー」は結構な難関です。ウェブサイトはゲームじゃないんで、がんばってクリアしなきゃ次に進めないポイントはなくしてほしいものです。


その6~別ウィンドウが苦手!~

IE7ではポップアップブロッカーが標準装備される予定です。これから先、JavaScriptでポップアップ表示させるサイトはほとんどなくなるんじゃないでしょうか。
初心者さんの苦手なポップアップウインドウがなくなるのは歓迎ですが、それよりも最大化されていないサイズで開いた別ウインドウの方が厄介なんです。初心 者さんは別ウインドウを最大化しません。最大化できなくても、画面をスクロールして閲覧できればよいのですが、後ろにある元のページのスクロールバーを押 してしまうことがよくあります。しかもそのことによる画面の変化が何によるものか分からず、「なんか違うから戻るボタンで戻ろう」となり、見たいページか らどんどん遠ざかってしまうのです。


その7~動くものに集中してしまう

点滅している文字や横にスクロールしている文字が出たとき、「これは何なの?」ときかれます。何なのと言われても少し強調するために文字を動かしているだけだろうと思うのですが、初めて見る人にはなんだかわからない、何のためにしているんだろうと感じられるようです。
GIF動画やフラッシュなど魅せるためのコンテンツなら動かすのもアリですが、動くものに集中しすぎて他のコンテンツの邪魔になることがあります。特に文字は動かさないようにしましょう。


その8~視野が狭い

○年前に車の免許を取るときに、教習所で「初心者の目線」と「熟練者の目線」をビデオで見せらました。必死で目の前の道路を追っている初心者と、ゆったりと広い視野で周囲に目を配りながら進んでいく熟練者の目線が対照的で、印象に残っています。
ウェブも車の運転によく似ています。初心者さんは目を皿にして全てを見ようとしていますが、実際にはたいして見れていないのです。大事なメニューやコンテンツに簡単に気付けるようになるには、車の運転と同じで時間がかかるのです。


その9~ダブルクリックしてしまう!~

初心者さんはクリックとダブルクリックの違いがわかりません。違うことは解っていても、いつどちらを使えばいいのか明確に区別できていません。
ウェブ操作でダブルクリックを使うことはまずありませんが、違いがわからず「大は小を兼ねる」と、ダブルクリックしか使わない人もいます。送信ボタンなど、ダブルクリックしてしまうとまずい場合は、クリックは一回だけにするように注意書きを設けるのが親切です。


その10~知ってるものしか見えない

「サイトマップ」という言葉がありますが、初心者さんは「これを押すとお店の地図が出てくる」と思っています。「サイト」という言葉が分からないため、省いて「マップ」だけの意味で考えているのです。
ちなみに本当の店舗マップは「アクセス」の中にあることが多いです。これでは絶対にわからない! 初心者さんの知っている言葉を使って、うまく誘導してあげて下さい。

9月 25, 2006 1.インターネット初心者の行動 | | トラックバック

■シニア向けウェブサイト構築のための10のポイント

1)トップページ・・・画像はわかりやすく・情報を詰め込みすぎない

アクティブシニア・シルバーにとって画像はサイトの道標であり、サイトを「見たい」気持ちにさせる重要な要素です。文字だけのサイトはあまり閲覧意欲が起 こりませんし、かといって意味のない・内容と関連の薄い画像だと何のサイトなのかはっきり解らず、間違ったページを見ている気持ちになります。使用される 画像は理解を促進・補助するものでなければなりません。
また、欲張りすぎてトップページにたくさんの情報を載せると、自分の求める情報があるのかどうかわからなくなり、サイトから去られてしまいます。メニューやコンテンツの選別をし、すっきりしたトップページにするよう心がけましょう。


2)メニューバー・・・他のメニューを隠さない

シニアはマウス操作が苦手な方が多いので、フラッシュやJavaScriptの「飛び出すメニュー」やマウスの横移動が必要なメニューは避けなければなりません。
どうしてもそういった形式にする必要がある場合でも、飛び出してきたメニューで他のメニュー項目が隠れてしまわないようにしましょう。隠れてしまったメニューを押したい時に、出ているメニューを閉じることができずに動けなくなってしまうことがあります。


3)文字・・・文字の大きさ・色

文字は当然小さいより大きいほうがよいですが、むやみに大きくしても「読みやすい」という感覚は得られません。シニア向けにはfont-size: 90%;line-height:180%程度が適切です。色は前景色と背景色の明度差をはっきりさせます。最低でも185以上あるようにしましょう。ま た、明度差があっても背景色が赤や緑だと読みにくく感じられますので、避けてください。
文字のサイズを調節するボタンは目に入らなかったり使い方がわからなかったりでまず利用されません。


4)言葉・・・曖昧な言葉を使わない

当然ながらカタカナ・アルファベットの表記は避けることが望ましいですが、ウェブ用語として定着しているものなど、日本語表記の難しいものもあります。説明書きを設けるなどして、理解を促す努力をしてください。
また、「WEB窓口」などの言葉は誤解を招きます。カタカナやアルファベットを省いて考えるため、現実の窓口と混同してしまうからです。「サービス」と 「サポート」なども混同していることがよくあります。独自のサービスを作る際のネーミングに注意し、曖昧な言葉・複数の意味に取れる言葉を使用しないよう にしてください。


5)印刷

製品の比較検討をする時はもちろん、「紙のほうが見やすいし、とりあえず印刷」するシニアは多いです。標準の設定で印刷すると背景は印刷されません。ま た、横幅の広いページだと右端が切れてしまうことがあります。どんなページでも、印刷された時、背景がなくても画面と差がない、また、右端が切れても重要 な情報はすべて印刷されているかどうか確認してください。


6)ナビゲート・・・戻るボタンを使える・クリックできる場所を明確に・戻る場所の明示

シニアは戻るボタンを多用しますので、ページの有効期限切れなどが出ない設計にしましょう。
リンクのある場所がはっきりわかることも大切です。文字リンクの場合は、下線をつける、適切なリストマークをつけるなどで、通常の文章との違いを明確にしてください。ボタンの場合は押下できそうな形状にしましょう。
ホームへのリンクやページ内リンクを設ける場合、言葉の使い方に留意し、何処にリンクしているのかはっきり解るようにしてください。


7)フレーム

フレームはSEOの面で不利であることから避けられる傾向にあります。シニアにとってもフレームはよいものではありません。
スクロールバーが複数あり、混乱を招きます。どこでスクロールするとどの部分が動くのかが分からないためです。インラインフレームの時に顕著です。



8)図解

シニアの、特に女性は、「読んで解る」よりも「見て解る」ことを「解りやすい」と感じます。同じ事を言っていても、文章で書いてあるより図解されているほうが要点をまとめて理解でき、体感する「解りやすさ」と「実際の理解度」の両方とも高くなります。
男性の場合は、本当に内容を理解しているかどうかはさておき、字が多いほうが情報量が多く質の良いサイトだと思う傾向があるので、ターゲットによって文字情報の比率を考えるようにしましょう。
どちらにせよ、内容を理解してもらうためには図解が必須です。


9)検索

サイト内検索を覚えたシニアは、知りたいことがあるととにかく検索しようとします。検索結果が見づらかったり、求める結果が出ないと「このサイトにはわた しの知りたいことがないんだ」と思ってしまいます。検索されそうな言葉と内容を推測し、該当する結果を上部にはっきりと表示するようにしてください。再検 索をするためのボックスは一目でわかる場所におきましょう。忘れっぽいシニアのために、なんという言葉で検索したのかを明記することも大切です。
また、検索がヒットしなかった場合、これからどうすればいいかを明記し、次のアクションをわかりやすく促してください。ここでも戻るボタンは必ず使えるようにしましょう。


10)目線の動き

通常ウェブページは上から下に見ていかれるものですが、シニアの場合視線が上に戻りません。戻るのが面倒なのか、「もう見たから平気。特に何もなかった」 と思っているようです。「戻るボタンを使わないで最初のページに戻れますか?」というユーザーテストでも、ページ下部までスクロールしてから「ここらへん にホームへのリンクがあれば押す」という内容の回答が大多数を占めます(ちなみに残りの少数の回答は「戻るボタンしか使わない」です)。
実際、メインコンテンツなどは真ん中以降にあるわけですが、上部にメニューを設けている場合あまり使われなくなります。上部のメニューを使わなくても閲覧に支障のないサイト作りが必要です。

9月 25, 2006 2.シニアのためのウェブユーザビリティ | | トラックバック

■シニアビジネス成功のための10のポイント

シニアビジネスをするためには、シニア層がどのような事で喜ぶのか、反応するのかを知るのが一番早いでしょう。
シニアビジネスを成功させるための必要な基本10のポイントです。

1.どう見えるようになるか、を提示する

シニア層にとって、真実の自分なんて必要ありません。この商品をもつ事で、私はどう思われるようになるだろうか、ということを強く感じています。そのため、シニアビジネスでは、かっこいい、スリムになる、かわいい、裕福に見える、などなど、解りやすい記号性を提示することが大切です。

シニア層にありがちな一見若作りに見える格好も、実はその商品の若さという記号を取り込んでいるだけなのです。実際、9割の人が自分は他人よりも若く見えると思い込んでいます。その「真実」がどこにあるかを探すのは野暮というべきでしょう。

関連コラム:自分は他の人より若い

2.自社商品・サービスの記号を理解する

上記の通り、シニア層は「自分がこれを持つことによってどう見られるか」を考えながらものを購入する傾向があります。

となると、商品やサービスの提供者は、自社の商品の特性を理解し(これを因数分解と呼んでいます)どのようにシニア層にアプローチをしていくか、それを持つことでシニア層はどういう満足感を得られるかを理解する必要があります。全ての商品は記号性を持っているのです。

3.商品・サービスに恋愛感を演出する

団塊世代を中心とするアクティブシニア層は「恋愛をして結婚する」ことが半数になった世代です。「恋愛」に憧れ、合ハイ(合同ハイキング)でウキウキし、大人になってきました。前の世代よりも「恋愛が手軽で身近」である世代でもあります。

シニア層になった今、その恋愛は従来のように手を取れる恋愛でなくても構わないと考えている人も多くなりました(特に女性)。
ブラウン管やスクリーンを通した「プチ恋愛」「脳内恋愛」ができるようになったのも特徴的といえます。そんな、身近な恋愛感を演出するような商品を作ることが重要です。

関連コラム:一生恋愛していたい

4.シニア層の「経験」を商品・サービス説明に取り入れる

シニア層は新しいものに出会ったとき、「今までであった何に似ているか」ということを考えます。何か新しいサービス、商品に出会ったとき、「今まで自分が経験したこと」からそれが何であるかを推測・想像します。それは逆に言うと、今までの経験からあまりに遠い商品には手を出しにくいということです。

誰もが持っている最大公約数的な経験を広告や販促に活かすことにより、シニア層の想像力を喚起し、シニア層を動かすことができます。

アナタの商品は「○○のようなものである」と、いえますか?

5.お得感を持たせる

シニア層はお得感が好きです。特に、○○限定と言う言葉に弱いのが特徴です。
しかし、理由のない「お得」には手を出しません。「安くなるって書いてあったけど、どうせ良くないものを使ってるんでしょ」と疑り深くもあります。

実はその商品を買うときにシニア層が決め手とするのは価格ではなく、あくまで「お得感」です。「高いけどお得だわ」「○○だからお得だわ」そのお得感を打ち出した商品が購入される傾向があります。

6.安心感を持たせる

大人になると失敗を恐れるようになりますね。

商品を選ぶ際、ただ安いだけでは「失敗するかも」という不安感があります。なぜ安いのか、なぜ失敗しないのかも併せて説明してあげましょう。シニア層が高級志向だと言われるのは、「高いものは安心」という考え方があるからです。

これを持っても、この商品を買っても「失敗しない」という安心感を持たせてあげることが重要です。

7.さりげなく自慢できるようにする

小さなことでもよいので、その商品・サービスを利用していることが「自慢」できる仕組みを作ってあげましょう。それを持っている特別感、利用していることによって他の人より優れていることを示してあげられますか?

8.言い訳ができるようにする

定年退職をするとモノを買うのに対し、様々な言い訳が必要となります。
いえ、定年退職をする前からモノを買うのには色々な言い訳が必要となります。
例えば、服を買うなら「今度なんかの会合があるし」サプリメントを買うなら「最近不健康だし。」

あなたの商品、サービスは言い訳を引き起こす作りになっていますか?

9.恥ずかしさを排除する

シニア層は様々なところで「恥ずかしさ」を感じています。それは年を取ることであったり、時代についていけないことであったり、人それぞれ。しかも、そういうところをなかなか他人に気取らせません。この隠れた「恥ずかしさ」「コンプレックス」を癒せるような商品・サービスは非常に有効です。

ある商品・サービスを利用することで、恥ずかしい思いをしなくてもよくなる、ということは、立派な購買行動の理由になり得るのです。

10.シニア層の言葉を丸呑みしない

シニア層に商品説明をする、あるいはアンケートをとる、等の場合によく聞く「いいんじゃない?」「これはこうした方が良い」「この場合はボクならこうするな」と言う言葉は、得てしてその場のノリで答えてしまうことが多いのが実情です。

さらに、シニア層は製品やサービスについて知識があるわけではありません。
しかし、知っているふりがうまいので、あなたに合わせて会話をしてくれます。

知ったかぶりをしていないかどうか、きちんとこちらのしゃべっている意味が通じているかどうか。それらを踏まえたうえで、シニア層の言葉を参考にしましょう。

あなたのシニアビジネスの発展を心よりお祈りしております

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9月 25, 2006 01.シニア向けビジネス指南 | | トラックバック