アクティブシニア・シルバーのためのウェブユーザビリティ研究・提案やグループインタビュー、モニター調査等を実施しています。

アクティブシニア・シルバー層のビジネスといえばユーザビリティ研究所

コラム

■シニア女性6つのペルソナ

55歳から70歳のシニア女性は、その特徴から、6つのタイプに分類することが出来ます。それぞれについて、典型的な考え方や状況をペルソナ(架空の人物像)を通して見ていきましょう。


Type1  キャピ×2派

佐藤洋子さん(59歳)

家族:夫と社会人の娘と同居。娘と芸能人の話で盛り上がることもある。

旅行に行くなら?:夫婦で海外旅行。夫はお財布。行きたい場所としたいことを夫に伝え、あとは連れて行ってもらう。

言葉:「わかんなーい やってー」


おしゃれに気を使い、ミーハー。交友範囲も広い。

女性であることを武器にできる。

難しいことは嫌い。家族や周りの人をうまく使ってビデオ録画などの困難を乗り越える。


Type2  PTA役員派

宮本悦子さん(65歳)

家族:夫と二人暮らし。息子は結婚して近くに住んでいて、嫁と孫をつれてよく遊びに来る。

旅行に行くなら?:友人と世界遺産をめぐりたい。年に一度は親戚一同と温泉旅行。主な計画は自分で行う。

言葉:「私に任せて」


子どもの学校のPTA役員や、地域の役員など、何でも引き受けて先頭に立って行うリーダータイプ。

世のため人のためになることが好き。

人の下について何かすることは出来ない。

嫁にうるさく、仲が良いように見せるが、主導権は嫁にはない。


Type3  おばちゃん派

中村和子さん(64歳)

家族:夫と社会人の息子と同居。

旅行に行くなら?:親しい友人と観光旅行。計画は誰かがしてくれるから、それに乗る。旅行が面白くない場合はその場で言う。

言葉:「安くなる?」


いわゆる一般的な、漫画に出てきそうな「おばちゃん。」

世界は自分を中心に回っている。

先頭に立って何かしようとは思わないが、自分の主張はある。

バーゲンなどが好き。「お得」という言葉に弱い。


Type4 自立派

高橋恵子さん(58歳)

家族:独身。母親と二人暮らし。

旅行に行くなら?:親を連れて温泉旅行。他に親友と二人でや一人旅など、少人数での旅行。大まかに計画を立てて、あとは現地で楽しむ。

言葉:「自分でやるわよこれぐらい」


独身女性や働く女性に多い。

自立していて、しっかりもの。

同世代の女性と比べちょっと若く見える。


Type5  従属派

山口節子さん(62歳)

家族:夫と二人暮らし。息子は独立して別居。

旅行に行くなら?:夫婦で温泉旅行。紅葉を見るなど。夫が決めてくれる。

言葉:「お父さんが全部やってくれるから」


夫の後ろについていくタイプ。自分から何かすることが少ない。

夫や子どもが生活の中心で、家族のために何かすることが生きがい。

「嫁いでは夫に従え、老いては子に従え」


Type6  無関心派

太田弘子さん(66歳)

家族:夫と二人暮らし。

旅行に行くなら?:あまり混んでいないところがいい。繁忙期には行きたくない。場所はあまりこだわらないが、行くなら気の置けない人と。

言葉:「あまり興味ないから」


周りにあまり興味関心がない。

自分がやらなくても、誰かがやってくれると思っている。

11月 12, 2007 4.シニアの実態 | | トラックバック

■シニア男性5つのペルソナ

55歳から70歳のシニア男性は、その特徴から、5つのタイプに分類することが出来ます。それぞれについて、典型的な考え方や状況をペルソナ(架空の人物像)を通して見ていきましょう。


Type1  まじめが背広族

坂本毅さん(56歳)

家族:妻と長女と同居。長男は独立して一人暮らしをしている。

仕事:現役で働いているが、早期退職をすれば退職金が増えるため、どうするか悩んでいる。退職しても同じような仕事をして収入を得たいと考えている。

健康:特に問題はない。

言葉:「年金もらえるかな?」


まじめが背広を着ているようなシニア男性。50代前半に多く、現役で働いている。定年退職後は関連企業に再就職して働くことを望んでいる。

説明書どおり、教科書どおりに物事を進めることが好き。

安定志向。


Type2  幸せ引退族

山本稔さん(66歳)

家族:妻と二人暮らし。娘夫婦が近くに住んでおり、孫を連れてよく遊びに来る。

仕事:定年退職後は再就職をしなかった。年金生活だが、それなりにゆとりのある生活が出来ている。

健康:4年前に大きな病気をしているため、無理をしないようにしている。老人会の会合などには積極的に参加。

言葉:「毎日孫の世話と付き合いが忙しくて」


家庭が円満で家族の愛情が充足している。経済的にもゆとりがあり、気持ちに余裕がある。ハッピーリタイアメント組。

Type3  野望族

西岡勇さん(68歳)

家族:妻と二人暮らし。息子は独立して別居。あまり交流はない。

仕事:定年退職後NPO法人を設立。代表として活動中。

健康:特に問題はない。

言葉:「オレのやりたいことをやる」


常にトップでいたい。定年退職後は起業する、NPOを設立するなど、野心が旺盛。

誰からも愛されたい、認知されたいという欲求が強い。


Type4 オレはできる族

村松茂さん(58歳男性)

家族:妻と二人暮らし。大学生の娘は一人暮らしをしている。

仕事:現役で働いている。「早く定年退職して何か面白いことがしたい」と思っている。

健康:特に問題はない。

言葉:「なんか楽しいことない?」


自分はまだ若く、何か出来るはずと感じている。過去の成功体験(バブルなど)から来る自信があり、自分はやる気になればなんでもできる、どうにかなると思っている。

ノリがよく、調子もいい。何でも簡単に引き受ける。


Type5  その日暮らし族

林和夫さん(68歳男性)

家族:妻と二人暮らし。子どもは独立して別居。

仕事:定年退職後、年金と貯蓄、週に2回清掃のアルバイトで生計を立てている。夫婦二人が生活するためには十分。

健康:若い頃のように無理は出来ないと感じている。趣味はウォーキング。

言葉:「あんまりガツガツしたくないんだよね。」


控えめで、それなりの暮らしが出来ればよく、大きなことを望んでいない。

定年退職後は週に2回の簡単なアルバイトなどで収入を得て生活したいと思っている。

家族の理解もある。

11月 7, 2007 4.シニアの実態 | | トラックバック

■ワクワク感に投資する

「この間、新しい機械買っちゃったのよ。使えるかどうかわからないのにねぇ」

一番ウキウキする瞬間は、老若男女、みな新しい商品を買ったときだ。
そして、その機械を使っている自分を想像したとき。

それは、四苦八苦している姿ではなく、「使いこなしている姿。」

シニア・シルバー層は意外と英語やフランス語を習っている人が多い。
習い事が好きなのだ。

それは、「習う事」だけじゃなくて、その習い事を習得したときの「かっこいい自分」に憧れているゆえ、である。
シニア層は、自分が若いと思いながらも、実際に記憶力が落ちている事は非常に良く解っている。

「何度言われても解らないわよね」
「歳をとったら1度じゃ覚えられないんだから」
と、普段は自分の歳を認めていないにもかかわらず、学習分野に関しては年齢を認める。

「英語なんて、覚えられないわよ。でも、海外に行ったときに少しでも話せたらかっこいいじゃない?」
「パソコン、使いこなすまでは行かなくても、色々とメール交換したり、作ったりしたら楽しいじゃない?」
「携帯も良く解らないけど、写真とか送れるみたいじゃない?送れたら楽しいじゃない?」

旅行に行く。
そこで、何か新しい事に出会えるのじゃないかと期待する。

「何かできるんじゃないか」
「新しいもの・こと・人に出会えるんじゃないか」
「それを使っている自分ってかっこいいんじゃないか」

そういう、ワクワク感、期待感がシニアに消費を促す。

★シルバー向け商品の失敗談として語られる「安心だフォン」
実は、機能としてはあれで充分なのだ。
実際、すごく高価な携帯を持っていても、使っているのはかけている&受けているだけ。
でも、なぜ売れないのか。
「シンプルなのを求めています」
「かけるだけしか使わないのです」

そういう、シニア層の上の言葉を真に受けちゃいけませぬ。
難しい言葉で言うと、にーずとか、しーずとか、そういう問題になるのですが、結局「ワクワク感を持てない」のが最大の原因でしょう。

電話以上の機能が期待できない。
使うのは、通話だけですけど。

ここで突然ですが、結婚を考えてください。
別に、性格が悪かろうが、年収が低かろうが、顔が悪かろうが、別に結婚はできるわけです。
それでも、やっぱり性格はいい方がいいし、年収は高いほうがいいし、顔がいいほうがいい。一種の期待感ですね。

卑近な例で申し訳ないですが、商品を買うときも一緒です。
ワクワク感、期待感。そういう商品を求めているのです。
シニア・シルバーは機能ばかり求めているように言われておりますが、そんなことはないのです。みなさんと一緒、ワクワク感、期待感を求めているのです。ただ、ちょっと「使いこなせないかもしれない」という不安があるだけで。その不安感を取り除いてあげれば、購買がもっともっと積極的になるはずです!

シニア・シルバーにワウワクを!

アクティブシニア・シルバーがストレス無くウェブサイトを利用できるユーザビリティを

(2004年6月17日)

4月 18, 2005 4.シニアの実態 | | トラックバック

■50代は汽水世代

私たちが50代の方と会うと「若いなぁ」と思うのです。
50代は若い。入会された方が50歳だと「お若いですね!!」と思わず言ってしまう。
50代なんて、シニアの「シ」の字でもありません。まだまだ!!!

とはいえ、一般的には50代となるとややシニアの仲間入りと考えられがちです。
目がかすんでくる、体力が持たなくなる、その変化に驚くために、通常よりも大きく「年をとった」感が出て、それを周りに漏らすものですから、周りが「50代はシニアだよねぇ」となる。

私はメガネっ子なのですが、1.5あった視力が0.7に突然落ちたとき(原因はパソコンでしたが)「目が見えないってつらい!!」と、必要以上に目を細めたりしておりました。
しかし、0.7以降、4~5年の歳月をかけ0.1を切るようになるまでは、目の悪さは「悪いもんだ」という意識の中で生活をするようになった。

つまり、人間は急激な変化には驚くが、それが慣れてしまえばどうってことない、ということ。

50歳は体の衰えを感じる一番敏感な時期です。
でも、心は若い。頭も柔らかい。(本当ですよ)
若くあろうとしている。
体も、以前に比べたら動かなくなっていますが、その先と比べたらまだまだ、全然元気です。

この世代、色々な企業の方が攻めようと攻めあぐねている(で、ご相談をいただく)のですが、どう表現したらいいだろうといつも悩んでおりました。

☆ポジティブな表現方法→裕次郎世代またはビートルズ世代
→これではシニア層がスライドすると変わってしまいますが・・・

☆ポジティブでない表現方法→第2思春期
→コドモがオトナになるべく背伸びをするように、若くありたいという気持ちで試行錯誤をしてしまう世代のこと

なんだかしっくり来ずにずっと考えていたところ・・
汽水」;海水と淡水とが混じり合っている塩分濃度の低い水。汽水湖・河口などの水。

二つの違う成分が混じりあう、そして、完全に混じっているわけではない。また、満潮や干潮の時には濃度が変わる・・・
この言葉が50代ってぴったりだ!と判明したわけです。

50代はシニアではありません。汽水世代
50代をシニアとしてくくるのに非常に抵抗があった私たちにとって、今、「汽水世代」という言葉は非常にしっくりきています。
いかがでしょう?

アクティブシニア・シルバーがストレス無くウェブサイトを利用できるユーザビリティを

(2004年5月7日)

4月 18, 2005 4.シニアの実態 | | トラックバック

■孫とシニア・シルバーの消費行動

シニアと孫 その1

おばあちゃん、オレオレ。
というオレオレ詐欺が社会問題になるほど横行しております。

「他の人には言わないで」と「孫」に言われてしまうと、孫可愛さに他の人に言わずお金を払ってしまう。 「確認すれば?」という客観的な意見は後の祭りでしかない。
それほどに、孫は可愛い。(らしい) 先日とある企業にシニアと孫について意見を求められた。

普段から「孫が可愛くて」という話を皆さんから聞いているが、それが本当なのか確かめようと早速シニア層に意見を聞いてみることに。

奥様の御意見を伺うと

  • 「うちのだんなは娘には厳しかったけど、孫には激甘」
  • 「孫が一番、孫が来るたびになにか買いたくなる」
  • 「孫が私に会うと喜ぶのよ」

という孫大好き意見

だんな様に聞くと

  • 「娘・息子の時は仕事が忙しくて子供の成長など見られなかったけど、孫が育っていくのを見るのは楽しい。子どもが育つって面白い」
    傾向的に孫を溺愛している方々は(あくまでも実感値です)
  • 孫が小学校低学年まで
  • たまにしか会えないと会ったときの甘さが通常以上
  • おじいちゃんの方がおばあちゃんに比べて孫に甘い

では孫に対してモノを買う、というのはどういうときなのでしょう? 孫に物を買う時にどのような消費行動を起すのでしょう?

第1に、孫にねだられて物を買う場合があります。
お菓子やおもちゃがねだられるものにあたります。 小額な物が多い。そして、回数が多い。遊びに行くたびに何か買ってあげるという方も。
「小遣いやるから「おじいちゃん大好きって言うんだよ!」と、解っていながら買ってしまう。ミツグ君に近いものを感じます。でも、「大好き」その一言で許せる、というか、嬉しいのです。

次に、イベントごとに大きな買い物がある。
イベントごとの商品は多少額が高い。

イベントごとの商品を買う際には
1)孫の意見
2)親の意見

が重視されます。

1)孫の意見 というのは、孫に何がほしい?と直接に聞く場合と「孫にコレをあげたら喜ぶだろう」という選択肢と「孫にこれをあげたい」という感情が働く。

例えば、孫にパソコンをあげる方は意外と多いが、「孫にパソコンをあげたらきっと喜ぶだろう」という推測が働く。
オトナが儀礼的ギフトをあげるときとも違う、恋人にあげるときに思考は少し近いものの、実際にあげる相手のことを100%理解している わけではなく、あげた後のことを考えながら商品を購入する。年齢が高くなると共に段々値段が高くなる。

2)親の意見 親、つまり自分の子供たちが「お母さんこれ買って」となる商品。
現実的なものが多く、大きなイベントごとのものが多い。(入学式、卒 業式等。かばんなど高額な必需品を求められる)
あまり考える余地がないのだが、いい物を買うと喜ばれるために、真剣に考えてしまう。孫の意見を重視した商品よりは、関与度が低い。
ランドセル、机、辞書などが入る。

他の消費傾向として

  • 孫との思い出作り商品(デジカメ、ビデオ、プラズマテレビ)
  • 自分の意思で孫に買う商品(パソコン、その他おもちゃ類)

パソコンなど「孫がほしがっているからあげちゃったの」という言葉をよく聞きます。 一般的にはアクティブシニアは自分志向で投資する、とありますが、晩婚化している今日で、55歳で孫がいる方が少ない!
所謂「アクティブシニア」は孫がいる人が少ないからこそ、投資をしないのです。というよりも、まだ自分に対してお金を使う層なのです。
これが65歳の初孫になると・・・・驚く事が多いです。 「イマドキの若者は!」と怒っている方々も、「イマドキの若者」にもうすぐ孫たちが含まれる事は実感していないんだろうなと思いつつ。。。

最近では孫に「おばあちゃん」と呼ばせない人も増えてきています。
「おばあちゃんと呼ばれるほど(実感の中で)年をとっていない」け ど、孫は可愛い。

アンケートには見えないコトバをしっかりと掴むべきですね。
シニアと孫との関係、年齢層をしっかりと見極めないと、大きな市場を掴み損ねる結果となります。アクティブシニアという言葉に踊らさ せる前に、一度じっくり現実を見直してはいかがでしょうか。

アクティブシニア・シルバーがストレス無くウェブサイトを利用できるユーザビリティを

(2004年4月18日)

4月 18, 2005 4.シニアの実態 | | トラックバック

■シニア層の若さという罠

日経MJで「実年齢より若い」シニア層というのが取り上げられたのは皆様ご承知だと思います。
あの記事を読んで何かが引っかかった。

元気」「消費力がある」確かにそうだけど、それ以外の何か。
元気」「消費力」ならば、市場を簡単に席巻できそうな気がする。

でも、多くの企業がシニア層をつかめないでいる。なぜか?
シニア層の「生の声」を研究中の弊社が、定量データだけを見て「そうそう、うちもそういう結果なのよん」という訳にはいかない。
そこで、先日グループインタビューを行い、「若い」というキーワードの深層分析を行った。

★私は実年齢より10歳若い
☆私は実年齢より10歳若く見られたい

さて、この違いに気づきますか?

実は、そのグループインタビューで出た発言を単語別に分析し、どういうキーワードとどういう関連性があるのか、どういうキーワードが触発されやすいのか等分析した。
すると、以上のような結果が出るのだ。

「若い」と思う「自己判断」よりも「若く見られたい」=「他者判断」の方が言葉の重みが大きい。
分析結果を見てしまうと「そういえばそうだよね」となるのですが
中高年という言葉は許容できても、シニアという言葉には嫌悪感を感じたり。

となると、商品開発のキーワードがぐるりと変わってしまう事にお気づきですか?

アクティブシニア・シルバーがストレス無くウェブサイトを利用できるユーザビリティを

(2004年3月31日)

4月 18, 2005 4.シニアの実態 | | トラックバック

■シルバー層の口癖・消費の底力

70歳を過ぎると「死んでお金を持っていても仕方ないから使っちゃうわよ」という方が増える。
「死ぬ」
この、ネガティブキーワードは遊ぶための、である。

私には経験がないからわかりませんが、
死の淵から這い上がってきた人は、遊び方が精力的だ。
また、周りの方が亡くなって、次は自分の番かもしれないという恐怖感、「怖い」を忘れるために遊ぶ。
若者にはわからない世界だといつも思う。

先日、ある生徒さんがだんなさんの先が長くないと宣告されたと落ち込んでいた。
周りの人が「私もよ」「でも、いずれは来るんだから、自分はしっかりしなくちゃ」と励ました。

それで落ち込みが解消できるわけじゃないけど、その怖さを感じないために遊ぶと言うのはありだと思う。
若い世代が言う「死ぬほど働く」とは違う趣を持つ、「切羽詰った」感と「最後の青春」この二つの意味を持つ「死ぬ」という言葉は、本当に凄い。
いいものには、惜しげなくお金を費やすのだ。

旅行も、良い所に泊まりまくるのだ。
「だって、どうせ、何回も行けないからいいとこ、行きたいじゃない?」

シルバー層は元気だ。
昔、ぶいぶい言わせていたほど体力的にはついていかない。
でも、元気時代にできなかったこと、高度成長期にバリバリ働いてきた反動が、今出てきている。

シルバー層はむちゃくちゃ元気だ。
週に2回マージャンにいっている70歳以上の方を何人も見ている。
スイミングスクールに通う方も沢山いらっしゃる。

「ボケたくないのよね、死ぬ時にはコロリと死にたいから」

「死に際」を考えた健康、旅行、遊び、ボケ。
それはシルバー市場を考えるときのキーワードとなる。
決して「死ぬ」はネガティブキーワードではなく底力なのだ。

どうせ皆死ぬんです。いずれは。
若いうちは意識できないだけで。

でも、どうせ死ぬんだったら、最後まで笑って死にたいじゃない?
「遣り残した」って思いたくないから。
だから、シルバーは元気なのです。
笑いながら死ぬ。「介護」は受けたくない。

高度成長期を引っ張ってきたものとして、それを自負している者として
最後まで、ガンガンでいたい。

シルバー層にプラズマテレビが受けたり、高価なパソコンが受けたりする理由はそこにある。

若い方たちは「機能が使えれば」と言いますが
シルバー層は「高くてもいいものを。」
どちらが市場として、面白いですか?

アクティブシニア・シルバーがストレス無くウェブサイトを利用できるユーザビリティを

(2004年3月31日)

4月 15, 2005 4.シニアの実態 | | トラックバック

■「シニア」はいない。

2004年3月4日、日経MJで大々的にアクティブシニア層を取り上げた記事が掲載された。
内容は非常に充実しており「なるほど!」というものが多かった。

皆様もご覧になりましたか?
「現在のシニア層は非常にアクティブである」これは本ウェブサイトでも常々言及していたことである。
日本でシニア層というと大体60歳以上の定年した方々を指す。

しかし、彼らは体力的にも元気である。
先日、60歳を過ぎた方と山登りの話で盛り上がった。
65歳の方が毎月山登りをしているという話をしていたときのこと。

「その年で山登りをするなんてすごいわね」とKさんが言った。
Kさんの年は62歳。
Kさんご自身も山登りやダンスととにかくアクティブなのだ。
「Kさんも元気ですよね」と言うと
「私は、若いと言われるのよ。でも、普通はそうじゃないんじゃない?(私は別として)60過ぎて山登りなんてすごいわよ」

彼女は決して自らを「シニア」と認識していない。
「もしかしたら、シニアと呼ばれる世代なのかもしれないけど」
すると、シニアという言葉は若者やマスコミが勝手に作っている虚像なのかもしれないと思えてくる。
実際、シニア層に「シニア層はいくつくらいの人?」と尋ねると、私たちがシニア層だと思っている55歳~65歳までの方は、確実に自分たちの年齢を避けて、65歳から72,3歳がシニア層それ以降がシルバーだと考えている。

つまり、私たちがまとまりとして捉えている「シニア」という人たちは、存在していないのだ。
彼らはシニアと呼ばれているだけで決してシニアではない。

しかし、実際問題、自分たちがシニアでないと思っていても、体力の面などは「認めたくない」がシニアになりつつある。
70歳を過ぎると「年をとって、、」と認められるようになる傾向が強いが、60代前半、中盤くらいまでは、体力の衰えを感じても「そんなこともあるわよ、嫌になっちゃうわよね」と現実を認めず、現実よりも楽しいことに目を向けがちである。

すると、下記の絵にある
グレーゾーンのネガティブな部分は数値には表れにくい。

一般的に、どうしても「以前のシニアイメージ」と「現在のシニアイメージ」のギャップにばかり注目してしまうが、
シニアと呼ばれる人たちの数値に出ない現実問題もきちんと捉えなくてはいけない。

シニアの実態はもっと奥が深いものだ。
仕事先でシニアの話になったとき、大抵の若者たちは「うちの母親はもしかしたらシニアと呼ばれる世代だと思うんだけど」言う。
いや、完全にシニアです・・・(笑)

「自分の親」「マスコミが言う」「シニアが思う」「現実の」シニア。それぞれ捉えられ方が違うシニア像。
シニア、という名前だけが一人歩きしている状況であるならば、
きちんと見極める力を必要とされています。

アクティブシニア・シルバーがストレス無くウェブサイトを利用できるユーザビリティを

(2004年3月16日)

4月 15, 2005 4.シニアの実態 | | トラックバック

■「安心」できるサイトとは

シニアにとって、インターネットで一番ネックになるものは「だまされるのではないか」「失敗するのではないか」という不安

色々なサイトを見ていて「ぜひ使ってみたいサイト」「何だか使いたくない雰囲気のサイト」というのがあります。

ショッピングサイトで言えば、最終的に購買の仕方は難しくても「どうしてもこのサイトのこの商品がほしいのよ」というのがある一方で、そのサイトを初めて見た瞬間から「このサイトは、何だか買いづらい」「ここで買って大丈夫かしら」というサイトもあります。

これは、何かしらの安心できない要素、雰囲気があるのです。

例えば、情報流出や詐欺がおきそうである、商品情報や見せ方に満足がいかない、などなど。
特に、最近は情報流出というニュースが毎日世の中を騒がせている中で「安心感」は重要なキーワードとなっています。「このページはSSLを利用しているので安全です」と言われても、それはシニアには伝わっていないのが実状です。

安心感はある程度ブランド力でカバーできます(ブランド力があるからカバーできるのですが)

  • 商品に対する安心は写真である程度カバーできる
  • 値段が余りにも安すぎると安心できない(安い理由を明記する必要があります)
  • 安心感は相手を理解できる、と思うところから始まる。
  • よって、「プライバシーポリシー」という言葉は安心感につながらない。もう少し平易な日本語を利用し、理解してもらう必要がある

私たちがネットでお買い物をすることについてよく質問を受けるのは
「変な商品とか送ってこない?」
商品に対する信頼感を得るためには
1)口コミ
2)文章
3)写真

この他に、返品対応などについてきちんと明記すること、商品に対する愛情・こだわりを明記すること(それも解りやすく)書く必要があります。
不安要素は少しでも軽減しなくてはいけません。

また、支払方法を解りやすく書くことも不安要素を軽減させます。クレジットカードをお持ちでない方も多いので、クレジットカード以外のものを使えるようにしなくてはいけません。

そこで、シニアの方に聞いてこのサイトを使っていても安心できるわ♪
というのを特徴をまとめました

1)文章がおいしそうである(食べ物サイトに限らず)
2)見た目でわかりやすい(写真や絵が効果的に使われている)
3)問合せ先と注文方法がすぐにわかる

1)文章がおいしそう
解りやすい、思わず買いたくなる、思わず出かけたくなる、
アクションを起こさせるような文章。
また、購入者からの声を掲載することで、より親しみが湧くようになります。

2)見た目がわかりやすい
「きれいな写真」すぎるのは、実はダメなんです。
個人商店のような果物サイトと、大手がやっている果物サイト。
明らかに大手の方が写真がきれいですが、「キレイすぎて嘘っぽい」と評価されることも。

3)問合せ先と注文方法
「買いたいな」と思っているシニア層が「買おう」と思ったとき、購入したあとに確認できるように(ネットショッピング初心者はとにかく電話したがる)連絡先が書いてあるかどうか。
注文方法には専門用語を利用していないか。

一度買えば完璧なリピーターになります。(商品が良ければ)
是非、シニアにとって安心できるサイトとなってネットショッピングの便利さをお伝えいただきたいと思っています。

アクティブシニア・シルバーがストレス無くウェブサイトを利用できるユーザビリティを!

(2004年3月3日)

4月 15, 2005 4.シニアの実態 | | トラックバック

■全くの初心者にとってインターネットとは?

2004年1月31日に開催した渋谷区恵比寿の社会教育館 IT講習会に参加した20名の中高年に対して、インターネットの利用状況についてアンケートを実施した。(有効回答数17、内、男性9、女性6、無回答2)

まず、回答者の属性として、平均年齢66.2歳、ほとんどパソコンを使えない方を対象とした講座であったが、パソコン保持率は64%にのぼった。
持ってはいるものの、使い方がわからないことが普及のネックになっていると共に、シニア層の潜在需要の大きさが伺える。今回講習会の定員は20名だったにもかかわらず120名弱の応募があったことからもシニア層のネットユーザーは今後増え続けることが予想される。

<年齢構成比>・・・55歳以上のアクティブシニア・シルバー層が97%

<パソコン保持率>・・・「全くの初心者」講座だが、保有率は64%。

ワンタッチボタンなどがついている初心者向けのパソコンは増えたものの、やはり「機能が色々ついている」のが中高年をパソコン操作へ一歩踏み切るためのネックとなっている。また、解らないときに本を読んでも、本に書いてある意味が解らないという「超」初心者層は多い。
このような超初心者は非常に努力家であるが、段階を追って教えられていないために、
どこから手をつけていいのか解らないという状況になっている。

そのほか、インターネットで知りたい情報について聞いたところ、以前当校の生徒さんにアンケートしたものとほぼ同じ回答を得た。
やはり旅行がダントツ一位。シニアの旅行サイト利用率は今後高まるばかりと考えられる。

アクティブシニア・シルバーがストレス無くウェブサイトを利用できるユーザビリティを

4月 15, 2005 4.シニアの実態 | | トラックバック

■私をシニアと呼ばないで!

シニア・シルバー層対象のパソコン教室パソカレッジでは教室にお通いの女性に対して、シニア、シルバー、高齢者という言葉が何歳くらいをイメージしているかアンケートをとりました。(有効回答数20)

シニア層は「自分のことをシニアとは思っていない!」というといいますが、実際に果たしてそうなのか!?と思ったから。
結果はなんて面白いデータ!
「実年齢より若いと思っている」 のではなく、すでにそれが「その年代」であるということ。

説明がものすごく難しいのですが、
いまどきの15歳が「私はもう大人よ!」と思っている、同じ感覚で、アクティブシニア層は歳をとる、という感覚が通常の意識とは違うところにある!
この世代を第2思春期と名づけましょう。(since2003年8月)

老人ではなく、ものすごく若いわけでもなく、揺れ動くお年頃。
下のデータを見ていただくと解るのですが、シニアと世間一般が定義している年代の人たちほど、シニアという言葉はもっと歳が行った人のために存在していると考えている。

17歳は自分が「コギャル世代」(古い)に属していることを知っている。
しかし、シニア世代は自分がシニア世代であるなどとは思ってもいないのです。「アクティブシニア」といったら「あー、元気なおばあちゃんたちね」というくらいの意識しかありません!
なので、データから「ほほー、シニア層というのは自分を若いと思っているのだな」と若者が思ってしまった時点でシニア層の特に女性の心はゲットできないこと請負です。

実年齢より若いのではなく、それがイマドキのシニア層なのです。
実年齢って、誰が「相当する」年齢なのでしょう?
実年齢という言葉にだまされてはいけませぬ!

データ解説↓
比較的若い方と高齢者は「シニア」という言葉に対して55歳前後をイメージしているが、世間一般のシニアという世代に該当する年代の方たちは60歳以上をイメージしており、自分自身が世間的に「シニア」と思われていると自覚していない。

Q. シニア・シルバー層は何歳からを指すと思いますか?

年齢 データ 平均
-45歳 シニア 50
シルバー 65
高齢者 75
46-50歳 シニア 55
シルバー 65
高齢者 72.5
51-55歳 シニア 62.5
シルバー 70
高齢者 72.5
56-60歳 シニア 60
シルバー 70
高齢者 80
61-65歳 シニア 60
シルバー 70
高齢者 77.5
66-70歳 シニア 54
シルバー 66.7
高齢者 77.5
71-75歳 シニア 56.7
シルバー 66.7
高齢者 75
全体の シニア平均年齢 56.6
全体の シルバー平均年齢 67.4
全体の 高齢者平均年齢 75.9

また、実年齢と意識年齢の差について質問したところ、女性は50で歳をとる事をやめてしまう、年齢を意識しなくなるという傾向が見えた。
全ての女性が実年齢より自分は若いと回答した。(めちゃくちゃ野暮な質問でした)

野暮な質問ですが、「ご自分は実年齢より何歳くらい若いと考えていますか」と、質問いたしました。
  (正確な設問は「ずばり、ご自分の実年齢と意識している年齢、何歳くらい離れていますか?」)

Q. 実年齢と年齢差

年齢 合計
-45 1
46-50 12.5
51-55 3.5
56-60 5
61-65 8
66-70 4
71-75 15

実年齢と、年齢差を引くと、大体皆さん50歳前後でとまっています。50歳より若い層はなんと!35歳前後で止まっている!

「シニア層」を意識するときは「イマドキのシニア層」をあたまによーく叩き込んで市場を捉えましょう・・・♪

有効回答数20
内男性20% 女性80%
平均年齢56.6歳
N数が少なすぎるので、今回はデータ販売はしておりません。

4月 15, 2005 4.シニアの実態 | | トラックバック

■実年齢のわな~ニューシニアを狙え!~

最近ニューシニア、ということをよく耳にします。
大体50歳から65歳くらいを指しているようです。

団塊世代を中心とした「新しいスタイルのシニア」ということなのですが、シニア、という言葉の概念がおかしいですよね。
もともとは「年長者」という意味ですが、それってあまりにも「若者」サイドな味方だと思う。わたしたちが小さいころに「最近の若者はわからない」と言われ続けたことを、いまここに来て「シニア」という名前で反駁しているようにしか思えない。

電通の熟年調査などによると自分の年齢は実年齢より10歳くらい若いと回答しています。しかし。彼女・彼らが考える10年前の55歳って、どうだろう?
自分が10歳だったころ、20歳ってもっと大人だと思っていませんでしたか?
わたしは、少なくともそう思っていた。

現在50歳の人たちが40歳だったころ、つまり、10年前1993年とはってJリーグができた年だったり、マディソン郡の橋がはやった年だった。その10年後、自分たちが同じ年になった。昔とは違う。自分は、どこまで成長したんだろう?歳を取ったんだろう?

今の50歳代はバブルを経験した世代です。

実際、50歳代の方のお金の使い方って素敵です。使うところは使う!締めるところは締める!必要のないものは買わないけど、必要のあるものはお金をつぎ込む!

今、介護市場がシニアターゲットとして注目されています。(やや古いですが)
しかし、自分の未来が介護でいいと思いますか?自分が介護されたいと思いますか?
パソカレッジは、そんな未来を嘱望していない。

そう思うと「調査データ」なんてまったく当てにならないことがわかりませんか?
調査を少しかじっていた人間として、調査の分析、設問の設計なんて簡単にいじれるんです。
生の声だけが必要とは言いません。それはものすごく混乱させることになるから。
だからといって生の声も無視できませんね。

2月14日の日経流通新聞には消費の冷え込む20代若者と対照的にいわゆるニューシニア層が消費額が多いというのが掲載されていました。

4月 15, 2005 4.シニアの実態 | | トラックバック

■解らない、という恐怖(後編)

怖いという気持ちは、顧客を逃がす最高の手立てだ。
「お化け屋敷だって怖いじゃないか!」と反論されてしまいそうですが
お化け屋敷で毎回心臓麻痺でどなたかがなくなったという話は聞きませんよね。

まず、お化けが最高に嫌いな人はお化け屋敷に入らない。
どこかで「作り物だよ:p」という安心感があるのでお化け屋敷に入るのだ。

超高級な店も、最初はいるまでの時間はものすごく長い。
それが高級だと解っているが、中でどんな会話が繰り広げられているのか、人がいるのか、どんな格好をすればいいのか「未知」による恐怖によって足が向かない人は多い。
行ってしまえばたいしたことがないのだが、行くまでの勇気はものすごく必要だ。
ここまでいうと
ウェブだってパソコンだって誰だって最初は始めてじゃないか!
と反論が来るだろう。

確かに店を訪れる、箱を開ける瞬間は勇気だ。
そのドキドキ感は筆舌しがたいだろう。
しかし、そこまでは比較的誰でもできるのだ。

ウェブでの行動を見ていると、だれしもがわからない場面に到達すると閉じようとする。
マウスボタンがはじかれたように×のところに飛んで行くのだ。

店に入るまでは良かった。
折角店に入った人を「混乱」というユーザビリティの悪さで帰してしまう人は多い。

SEOでがんばって、店に集客して、その瞬間ユーザビリティの悪さでお客様を帰してしまうことは多い。
勿論、来ていただかなくては帰ることもできないのでSEOは大切だ。
では、どうすればいいのだろう。

下図を見ていただきたい。
コラム1の続きだ。

【図】ホンの少し道と結果を見せるだけで大きく変わってくる。

ホンの少し解りやすいナビゲートをつけてあげるのだ。
パソカレッジのウェブユーザビリティ診断では5つの項目に分けてサイトを診断している。これは生徒さんがサイトに対して拒否する態度を示す節目節目に立ててある。

初めてのデートで「この人で大丈夫かなぁ、不安だなぁ」と思うことってあると思う。
ただ闇雲に商品が並べてあって、全ての商品が自己主張をする。
または、最初になんの情報もなくて自ら労力をかけて探さないといけないサイト。

本当は、最初にホンの少しの筋道をつけてあげればそれでたいていのことは済む話なのだ。
ウェブユーザビリティとは、常々言っているが難しいことではない。
大好きな相手と最高のデートをすることなのだ。

怖いという気持ちを軽減させるには丁寧な道しるべが必要となる。

(2003年6月17日)

4月 15, 2005 4.シニアの実態 | | トラックバック

■解らない、という恐怖(前編)

インターネットって、何が出来るかわからないのよね、と生徒さんが言う。
だって、何が出てくるかわからないじゃない。

解らないと言うのは恐怖だ。

今回デジカメアンケートを実施して、つくづく感じたのは「中高年の消費のキーワードは恐怖である」ということ。
わざわざこのページを見てくださった方に、どうして中高年の消費キーワードがスーパーネガティブワードなのかお伝えする事にしよう(このコラムは不定期更新!更新したらメールマガジンでお知らせしますから、ぜひご登録くださいね★)

デジタルデバイド、という言葉がある。
中高年のうち流行を最先端で行く人は少なく、ある程度市場に流通してから商品を試してみる人が多い。
本当はお金を持っているのにもかかわらず。
最初の1台目に手を出せないのだ。
もしくは、1台、ためしに買うが怖くて試せない。(買って満足してしまう)
パソカレッジにはWindows98を使っている人も意外と多いのだが、パソコンが話題になったときに購入し、箱を開けて、説明書を見た瞬間にパソコンより先にフリーズしてしまう。

だれでもできる!と書いてあるのに、パソコンの配線でとまってしまう人も多い。
配線を業者に頼んだとしてもその先、開けてから???の連続。
若ければ「とりあえずいじってみよう!」と思うのですが、年齢が高くなれば高くなるほど、今までの失敗経験が多いものですから「うーん、こわいな、失敗したくないな、○○したらどうしよう。」となってしまう。
すると先に進めなくなる。

下図はパソコンやインターネットを始めたときの生徒さんの心境だ。

真っ暗な中で、とりあえず行くべき場所は決まっているが全く道が見えない。

知らない土地に行って道を歩くとき、行きよりも帰りのほうが近く感じませんか?
行きはものすごく遠く感じたのに、帰りは「なんだ、駅からこんなに近かったんだ!」
別に迷ったわけじゃない、知らない場所、知らない道という「得体の知れない」怖さが、本来の情報以外のものまで察知してしまうので、通常よりも得る情報が多くなり、脳がパニック状態になってしまうのだ。

口の中に突然アンパンを詰め込まれたら目が白黒になってしまうように、だれしも、突然のことが起きたら目が白黒になってしまう。それと同じ。
足がすくむ。

「初心者でもできる!」と謳っている商品だから買ったのに「全然解らないよ!」となってしまう。
今回のアンケートでも「失敗が許される」というネガティブ要因を打ち消す項目に対してポイントが高かった。

「撮ったらすぐに確認できる」→失敗かどうか判断できる
「フィルム代を気にしないで済む」→失敗しても消せる
「店員に薦められたから購入した」→自分で選ぶより失敗が少ない
「機能がたくさんあってわかりにくい」→失敗しそうで怖い
「説明書が解らない」→使い方が不透明すぎて解らない

デジカメは一度買わせてしまえばいいのかもしれないが、ウェブではそうはいかない。(本当はデジカメだってそういうわけではないでしょうが)
また来ていただくには、「怖い」という気持ちを少しでも軽減させることが必要だ。

(2003年6月17日)

4月 15, 2005 4.シニアの実態 | | トラックバック

■しょーもない若者よりも面白い!

最近、元気なニューシニアという言葉をよく聞きますが、ニューシニア層、いわゆる45歳から60歳くらいまでの、自分たちが数十年後、(もしくは数年後)に迎える姿がものすごく元気であるというのはとてもうれしいことです。
本日の日経流通新聞(3面)にも「海外旅行者数に占める比率が年々高まる50歳以上の中高年世代」というくだりがあるくらい、元気なニューシニア層は元気です。(まぁ、当たり前ともいえますが、元気でないニューシニア層は元気でない。(笑)
彼らは、バブルを謳歌しています。

知人のお母さんに言わせると「20代後半って一番かわいそうよね。バブルの楽しさも知らないで後始末しかしていないんだもの」
使うところは使う、締めるところは締める!それが新人類シニアのお金の使い方。

うちの生徒さんもまだキータッチしかできないのに30万円以上するTVチューナー付のパソコンをぽんっと買ってきたり(本当に彼らの行動力は脱帽です)、「どうせやるなら高いほうがいいわよね!」と、とにかく元気!
趣味や色々なことにとにかくお金をつぎ込む!

じゃぁ、うちもシニア層をターゲットにして。。
という企業の皆さん、なんだか悲しくなりますね。

そういう方たちが色々な調査結果を見て「きっとシニア層はコレが好きなんだ」と考えもしないで決め付けて、提供しているものを、好むと思いますか?
電通の熟年調査などによると自分の年齢は実年齢より10歳くらい若いと回答しています。しかし。彼女・彼らが考える10年前の55歳って、どうだろう?
自分が10歳だったころ、20歳ってもっと大人だと思っていませんでしたか?
わたしは、少なくともそう思っていた。

現在50歳の人たちが40歳だったころ、つまり、10年前1993年とはってJリーグができた年だったり、マディソン郡の橋がはやった年だった。
その10年後、自分たちが同じ年になった。昔とは違う。自分は、どこまで成長したんだろう?歳を取ったんだろう?

「自分が年よりも若い」と感じる裏に時代の流れもあるのです。
その中でその調査の一部を鵜呑みにしてマーケティング展開をしていくのは非常に危険です。
また、典型的な「シニア層」に対する考え方もダメ。

自分とシニアを別物だと思っていませんか?

現在のシニア、わたしたちは先輩と呼んでいるのですが、彼ら、彼女たちはわたしたちの数年、数十年後の世代です。
気付いたら歳を取っていて、気付いたら「シニア層」(多分、わたしたちのころは超新シニア層なんて呼ばれるんでしょうね。ああ、なんてセンスのない言葉だろう!45歳、50歳くらいでいわれたくないですけどね。この言葉を作った人はそれなりにセンスないですよね。)と呼ばれているんです。

そこに「年齢」という厳格な一本の区切りのみを軸として持っているとなーんも見えませんよ。

どんな軸が正しいかは、どの商材を扱うか、その商材をどのように捉えているかでも大分違ってきます。
他人の作った軸ではなくて、自分の作った軸で物事を切ってみてください。
そのために、もっと自分の未来のことを考えてください。

買えるなら、買いたいサイトたくさんあります。
買えないサイト、使いにくいサイトを世の中に放り込んでおいて
「最近の消費は冷え込んでいて・・・」なーんていっている勘違い君が
少しでも減りますように。

他人だから、使えるだろう(きっと使えるに違いない、いや、使えるはずだ)と推測だけで運営するようなサイトがこれ以上増えないことを祈っています。

ということでまた今度★

現在はしゃべる感覚でコレを書いていますので、多少文章の変なところは目をつぶってください。ネタが多すぎてこまるのです。

だって、いまだって生徒さん(32歳、男性)に「某Sミュージックのサイトって使いづらいってみんな言ってますよ。S社に失望しましたよ。なんでこの歌手がこの会社と契約しているのか信じられませんよね」と、(正直言って初心者の人が)そういっているんですから、顧客に対して企業は「でてけー!」と叫んでいるように聞こえるんですよね。
某S社さんも、システム会社変えたほうがいいんじゃないですか?

これもいずれメルマガのネタにしようっと♪生徒さんに「これ、ネタにしていいですか?」というと、喜んで愚痴を言ってくれますから♪

(2003年2月20日)

4月 15, 2005 4.シニアの実態 | | トラックバック